【実録】楽天市場で“買ってないのに届いた”日(第1回)
※本記事は筆者の体験をもとにした記録です。記載の社名・商品名は事実に基づきますが、不正の断定や責任の帰属を主張するものではありません。手続き・補償は各社規約に従ってください。
【結論】不正利用の“再発防止”は、この3つから
① パスワード管理の一本化(1Password)
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② 紙派なら“パスワード管理ノート”
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③ PC派なら“ID・PW管理ソフト”
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Scene 1|9月18日、インターホンが鳴る。

「お届けものでーす」って郵便配達の声。
受け取った箱の差出人は太陽コーポレーション。……あれ?わたし、これ頼んでないはず。
受け取った箱の差出人は太陽コーポレーション。……あれ?わたし、これ頼んでないはず。

「まず開けてみよ。変なときほど、テープって軽くはがれるんだよね」


中から出てきたのは――『うまれて!ウーモ ジュラシック・ワールド Tーレックス』。
こども向けのやつだ。うん、可愛い。でもね、わたしは買ってないんだよなぁ。
こども向けのやつだ。うん、可愛い。でもね、わたしは買ってないんだよなぁ。

「楽天の購入履歴、チェックしよ。そこに無ければ“ナゾ案件”確定だから」
Scene 2|発送元に電話してみた。

「太陽コーポレーションさんでしょうか。身に覚えのない商品が届いてて……」

「対応、どうだった?」

とても丁寧。確認してくれて――
「◯◯様のお名前で、楽天市場からカード決済の注文が入っています」
「不正アクセスの可能性もあるので、着払いでご返送ください」
この一言で、ちょっとホッとした。ほんと、ありがたい。
「◯◯様のお名前で、楽天市場からカード決済の注文が入っています」
「不正アクセスの可能性もあるので、着払いでご返送ください」
この一言で、ちょっとホッとした。ほんと、ありがたい。
Scene 3|“履歴ゼロ・決済あり”の違和感。

「履歴に無いのに決済は通る。うーん、モヤるやつ」

明細を一緒に読み合わせてたら、引っかかるところが出てきたんだ。
「あれ? 市外局番、違うよね?」
たしかにズレてる。でもその瞬間は「まあ関係ないかも」でスルー。今思えば、ここが最初の“合図”だったのかも。
「あれ? 市外局番、違うよね?」
たしかにズレてる。でもその瞬間は「まあ関係ないかも」でスルー。今思えば、ここが最初の“合図”だったのかも。
Scene 4|楽天カードへ。記録は見当たらず。

「購入履歴は無いんですが、商品は届いていて、同梱明細はカード決済なんです」
事情を話すと、オペレーターさんが丁寧に一つずつ確認してくれた。ありがたい。
事情を話すと、オペレーターさんが丁寧に一つずつ確認してくれた。ありがたい。

「結論はどうなった?」

「カードの不正アクセスは見当たりません。停止や変更は現時点では不要かと」
そう言われて、ひとまず着払いで返送して終わりにしよう、って思った。……その時はね。
そう言われて、ひとまず着払いで返送して終わりにしよう、って思った。……その時はね。
Scene 5|小さな違和感だけ、残った。

「その顔、まだ終わってないね。
“市外局番のズレ”、あれ絶対フラグだよ」
“市外局番のズレ”、あれ絶対フラグだよ」

うん、たしかに違ってた。ほんの一桁だけど、気持ち悪さは残る。
その“引っかかり”が、あとで意味を持つなんて、まだ思ってもなかったけど。
その“引っかかり”が、あとで意味を持つなんて、まだ思ってもなかったけど。
今日できる初期設定チェック
予告|第2回「終わらなかった理由」

太陽コーポレーションさんの誠実さに救われつつ、「履歴ゼロ/決済あり」の矛盾は消えないまま。
数日後、ゆっくり事態が動き始めます――第2回で、続きを。
数日後、ゆっくり事態が動き始めます――第2回で、続きを。

「続報、楽しみにしてる。今度こそ“あのズレ”の正体、つかまえよう」

